二次電池の
組立ライン、
ライン一式を
一括受注
PEOPLE 4
モビリティ本部
モビリティ第三部
- 宮澤 浩平
- Kohei Miyazawa
2015年入社
- PROFILE
- 部活動でラクロスに明け暮れる大学時代を送った。就職活動では、漠然と「グローバル」というキーワードを軸としており、メーカーや商社などを見て回る。その中で、産業設備機器、電子・情報機器、民生機器など、幅広く「機械」を扱っていることに惹かれて双日マシナリーへの入社を希望した。また、説明会や選考で感じた、若手のうちから仕事を任せてもらえるという雰囲気も魅力に感じた。
- 現在の仕事
- 現在は、営業として「車載用二次電池製造設備」を大手自動車メーカーや電池メーカー向けに販売しています。「車載用」とは電気自動車(EV)に載せるための電池を指し、「二次電池」とは、繰り返し充電できる電池を指します。お客様ごとに製造する電池が異なるため設備も同じものはなく、一つひとつがオーダーメイドです。設備メーカーと、その設備を必要とする各種メーカー様の間に入り、客先のコンセプト通りか、納期は問題ないか、といったことを調整する役割を担います。具体的には、受注活動、契約履行(設備導入)、アフターサービス・メンテナンスまでを設備メーカーの方々と一緒に行っています。
STORY01
ノウハウと経験で
複雑なプロジェクトを管理
私は「電池組立ライン一式を納入し、製造ラインを立ち上げる」という、国内外向けの新規開発プロジェクトに携わりました。二次電池は、材料をプレスしたり、接合したり、フィルムを被せたり、電解液を入れたりなど、数十種類の設備で製造を行っています。その二次電池を組み立てる工程の一連の設備を受注しました。二次電池製造設備はノウハウの塊のような存在であり、新しくラインを立ち上げようと思うとかなりの資金や人など相当なコストがかかり、その進行も複雑を極めます。そこでスムーズにこのプロジェクトを進めるために、数十年にわたってこの分野に携わり、様々なノウハウと経験を持つ当社に白羽の矢が立てられたという形です。営業として売買だけを行うのではなく、プロジェクトマネージャーや施工管理のような立場。設備メーカーとお客様の間に立って、全体を管理する難しさを日々感じながら様々な工夫を行っています。
STORY02
経験したことのない規模感
何が困難たる一番の要因かというと、その規模です。もちろんこれまでに、単品装置を売買した経験はありましたが、数十台の設備を同時に取りまとめて納入した経験はありません。ましてやそこには100名以上の関係者が存在し、それぞれと折衝をする必要がありますし、業務上のアレンジをしていかなければならないのです。例えば、ある設備は完成していても、もう一方の設備が遅れることなどがあります。そうなると、またそれらの設備をつなげる別の装置の進捗も調整しなければならないなど、すべてを管理・進行した上で、その都度お客様への折衝も必要です。これだけ様々な要素が絡むため、私一人だけでは進めていくことはできず、上長、先輩に多大なサポートをしてもらっています。連携するにあたり、チーム内での作業が見える化できるような仕組みも考えました。また、契約金額もかなり大きくなりますので、法務部やリスク管理部との連携も必要になるなど、双日マシナリーで一体となって進めています。
STORY03
姿勢は変わらず、さらなる飛躍を
このように非常に大きなプロジェクトであり、やらなければならないことはたくさんありますが、その根本は変わらないと感じています。私たちは、設備メーカーとお客様の間にいる存在です。お客様からは、「要望通りの設備を期日までに納入すること」、設備メーカーからは「的確に進行管理し、お客様との利害を調整すること」を求められます。それは当たり前のことであり、どれだけ規模が変わろうとも変わらないことです。私たちは、それらに全力で真摯に応えるということを、愚直に実践していけばいいのだと感じることができました。そのためにも、これから先もどんどん経験と知識を積み上げていきたいと考えています。当社は、若手のうちからそれができることが一番の魅力だと思います。環境問題が叫ばれる今日では、これから先、世界各国で二次電池設備の需要は高まり続けるでしょう。そして、プロジェクトも大型化していくはずです。このプロジェクトでしっかりと自分を磨き、チーム力を高めながら、先々のビジネスにも大きく貢献できたらと思います。
- COLUMN
- 「有言実行」がやりやすいから、
成長しやすい
先輩や上司は、困った時に必要に応じて相談に乗ってくれますし、役員や社長とも距離が近く、かなり話しやすい雰囲気があります。だからこそ、自ら考えた意見を気兼ねなく発信することができ、ある程度自分が思うように仕事を進められます。その環境がやりがいを感じられる要因になっていると思います。しかし、自分が発信した言葉には責任を持たなければなりません。言ったからには、確実に実行に移す、挑戦する、やり切る。そんな気概は欠かせないと思います。そうした環境があるからこそ、商社の財産である「人」が成長しやすいと考えています。