CROSS TALK

先輩後輩座談会

新しい風に押されて、世界の最前線に立つ。
多岐にわたる領域で海外の現場に立ち、大規模な案件を担う、双日マシナリーの社員たち。
そうした仕事の中で、社内の上司や同僚、そして部下たちとはどんな関わりを持っているのでしょうか。
モビリティ本部モビリティ第二部に所属する3人の社員の会話から、若手から海外に挑戦できる環境や、
それぞれの教育スタイル、そして部署を越える交わりについて紐解いていきます。

MEMBER

モビリティ本部 モビリティ第二部

大須賀 雅人 Masato Osuga
2020年入社
大学ではグローバル化が進む中での少数民族文化の継承について研究。現在はモビリティ第二部にて、完成検査工程や車体組立工程向けの設備の輸出を担当している。
佐藤 優磨 Yuma Sato
2024年入社
学生時代は国際経済学を専攻。文系出身ながらも機械知識を徐々に身につけ、海外案件をひとりでこなせるよう経験を積んでいる。
岩崎 光凌 Koryo Iwasaki
2021年入社
学問、アルバイト、吹奏楽、留学、インターンシップなど多彩な活動をした大学時代。現在はモビリティ第二部で自動車エンジンの製造設備輸出を担う。

SESSION01

若手から、世界の最前線に。

佐藤
私は将来の仕事を考えた時に、世界を舞台に働きたいという憧れがありました。地元が製造業の盛んな愛知県ということもあり、海外×製造業の軸で探していたんです。その中で当社に魅力を感じたのは、1年目から海外に行けること、そして若手から裁量権を持って働けることでした。実際に、入社1年目の10月にはインド出張に行かせてもらいましたし、同期も1年目からフランス出張などを経験しています。自分の関わる仕事が新聞やニュースに載ることもあり、それほどの事業に1年目から携われるのは大きなやりがいです。
大須賀
僕の場合は、学生時代にホテルのアルバイトで海外のお客様と接する機会が多くて、自然と「グローバルな領域で働きたい」と思ったことが今の仕事につながるきっかけだったと思う。当社が良かったのは、佐藤君が言うように若手からどんどんチャレンジできるのが魅力だったね。そうした方針を掲げる会社は多いけれど、実際に働いてみて、若手のうちから長期出張を経験できたり、海外案件を自分が主体となって担当させてもらうことが多くて、「若手からチャレンジできる」という言葉は本当だと実感しているよ。そして、双日マシナリーが自社で案件を組成して海外展開を行っているところも良いと思うな。
岩崎
たしかに、自分たちで案件を進めていけるところは大きいですよね。しかも、海外拠点も世界に13箇所もあって非常に多い。これまで二人が言ってくれた通り、当社は海外の仕事に興味を持って志望する人が多く、僕もそのひとりです。そして、実際に1年目から世界の最前線で仕事に携わることができますが、それは海外に挑戦できる風土を会社がつくっているというよりも、自分から「海外に挑戦したい」と思える人材が多いからこそ、そうした土壌が自然と醸成されているように思います。

SESSION02

思いやりを、かけあわせて。

大須賀
僕たちの部署は、主にインド向けに自動車の製造設備を輸出しているけど、これは、岩崎君と佐藤君も、おおまかには同じだね。ただし、僕らの仕事が違うのは、僕が完成検査工程や車体組立工程向けの設備を扱っている一方で、二人は自動車のエンジンの製造設備の輸出を行っているところだ。しかし、どちらにしても仕事をしていて難しいのは、考え方や文化が根本的に違うことだと思う。日本人なら当たり前の商慣習や時間感覚でも、インドのお客様にとってはそうではないことが多いよね。
佐藤
正直なところ、まだ1年目の私はインドのお客様の感覚を把握しきれていないところもあります。以前、インドへの出荷前の立ち会いで追加の機能を要求されましたが、そこで費用が発生することを伝えると「なぜ費用がかかるか理解できない」と言われてしまいました。
大須賀
そうした場面はよくあるから、僕は相手の立場に立ってコミュニケーションを取ることを大事にしているよ。日本人である自分の考えを押しつけても、海外との交渉では折り合いがつかない。そしてこれは仕事相手だけでなく、一緒に働く仲間に対しても言えることだと思う。自分のやりたいことだけでなく、相手が何をやりたいのかを考えるのがとても大切だと思うよ。
佐藤
たしかに、大須賀さんはすごく寄り添ってくれると感じます。後輩たちに対して、そう意識してくれているのはとてもありがたいです。
岩崎
大須賀さんのその姿勢には、僕も助けられています。この間も、僕が「困りました」と言うと「大丈夫だよ。なんとかなる」と言ってくれました。僕は論理的に物事を考え過ぎてしまうタイプだから、大須賀さんのようにパッションがある方がいてくださるのはありがたいんです。特に文化が違うインドのお客様を相手にすると、ロジックだけでは割り切れず、行き詰まることも少なくありません。だからこそ、そうした温かい言葉に助けられます。
大須賀
そんな大それたことではないよ。岩崎君や佐藤君は、仕事仲間に対するコミュニケーションで大切にしていることはある?
岩崎
僕は、コミュニケーションを取る上で大切にしていることは特にないんです。当社はむしろ、変に意識しないで良い環境だと思っています。困ったことがあっても相談しやすい環境があって、言いたいことは心置きなく言えますね。
佐藤
私は素直さを大事にしています。自分を着飾らずに、分からないことは分からないと言うことを大切にしているんです。この考えを持つようになったのは、実は岩崎さんのおかげでもあります。最初に僕に教える時に、「分かるまで聞いてほしい。1年目は、どれだけバカになれるかが大切だから」と言ってくれて、その言葉でぐっと気が楽になりました。そうした聞きやすい環境があるからこそ、素直さを思いきり発揮できるんです。

SESSION03

みんなが教え、みんなが教わる。

大須賀
当社には「指導員制度」という教育制度があるよね。たしか、岩崎君と佐藤君は「指導員」と「被指導員」の関係にあったはずけど、これはどういう制度なのかな?
岩崎
指導員制度は、具体的な枠組みがあるというより、先輩がメンターとなって後輩を教えるOJTに近いシステムです。教え方も人それぞれですが、おおまかに言うと「俺の背中についてこいタイプ」と「伴走者タイプ」の2パターンがあります。
大須賀
岩崎君はどちらのタイプ?
岩崎
僕は伴走者タイプですね。案件の受注からクロージングまで、伴走者としてできるだけサポートする。そうして、一つの成功体験をつくってもらいたいんです。ただし、教育の仕方は部署に任せられているところもあって、モビリティ第二部は部署全体で佐藤君を成長させたいので、僕だけでなくいろんな先輩方からアドバイスをもらって仕事をしている感じですね。
佐藤
岩崎さんは丁寧過ぎるくらいサポートしてくれています。いつも僕の立場に寄り添って、一緒に案件を進めようとしてくれるんです。頼り過ぎているところもあるので、もっと独り立ちできるように頑張らないと。
大須賀
岩崎君からは、どんなふうに仕事を教えてもらっているの?
佐藤
仕事の全体感や流れなど、押さえておくべきポイントはしっかり教わった上で、案件に取り組むようにと言われました。特に印象的なのは、10月末からのインド出張です。お客様先での設備改造があり、メーカーとお客様をつないで案件を進めたのですが、岩崎さんに見守ってもらいながらも、主体となって進めていきたいという想いで取り組んだんです。もし困っても、岩崎さんがすぐそばにいてくれると思うと、安心して作業を進められました。なんとかひとりでやり終えて、案件を成功できた時、やっと独り立ちできたという実感があって、自信につながりました。
岩崎
佐藤君が入社1年目にひとりでやり切れたのはとても良いことだと思うんです。僕が自分で見積もりを取って、受注して、最終的にクロージングできたのは2年目の中頃でした。彼のその姿を隣で見られたのは誇らしかったですね。本当にしっかりやってくれたよ。
大須賀
僕と岩崎君も、3ヵ月ほどインドに行ったことがあったね。お互い初めてのインド出張で、たまたま期間が被って、現地で一緒に働いた。その時からしっかりしていたけど、最近も僕が「資料が欲しい」と頼むと、すぐにファイリングして、プラスワンの情報もくれる。報告書も出すのが早くて、そうしたスピーディーなところは尊敬しているよ。自分には足りないものだと感じるんだ。
岩崎
僕は、大須賀さんのそういう言葉に励まされるんですよ。
大須賀
ありがとう。お互いに良いところがたくさんあるから、それを伸ばし合えたらいいね。仕事をしていると大変なことは必ずあるし、一緒に働いているんだから、どんどん吸収し合えたらと僕は思うよ。

SESSION04

ライバルであり友だちと、世界の最前線へ。

佐藤
当社は、仕事外でも同僚と交流する機会が多い会社だと思います。勤務後のプライベートでも予定が合えば会ったりしますし、私にとっては「同じ会社の社員で、ライバルで、友だち」という感覚がありますね。
岩崎
他部署だと、仕事中はお互いの姿が見えづらいけれど、そういう仕事外の交わりの中で「この人は、こんな仕事をしてるんだ」という発見が生まれるよね。
佐藤
そこで学びを得ることにもつながります。あとは、部活動があるのも当社の特徴ですね。ありがたいことに、先輩社員から新入社員に「こんな部活があるけど、入らない?」という誘いが結構くるんですよ。先日も大須賀さんに誘われてサッカー部に行って、今は他の先輩にテニス部とスノボ部に誘われて、迷っているところです。
大須賀
僕はサッカー部とサウナ部に入ってるよ。サッカー部は会社対抗の試合もあるから、ぜひ観戦しにきてね。
岩崎
サウナをして、サッカーもしてすごいですね(笑)。その他にも、会社のはからいで交流が生まれるのもありがたいですね。若手交流会といって、部署を問わず5年目までの若手を集めた交流会が定期的に開催されています。そうした機会で新鮮な交わりが生まれるのは面白いです。
大須賀
部活では知り合いづてに勧誘することも多いからね。自分とは遠い部署とのつながりをつくるには、そういった機会はありがたい。たしか、今年はバーベキューをしたよね。
佐藤
僕も誘っていただきました。部署が決まったくらいの時期に皆さんで集まって。とても楽しかったです。
岩崎
すごく良かったよね。当社は、これから若い人もどんどん増えていくと思います。そういう若手の力が集まって、新しい風が吹いているように感じるんです。会社全体も、どんどん会話が増えて、明るくなっている印象です。上司や同僚、そして部下と明るく会話をしながら世界の最前線に立つ仕事をする。それも当社の面白みかもしれません。